虎杖浜 たらこ
タラコの名産地 虎杖浜 たらこ
虎杖浜は全国的に有名な温泉地「登別温泉」とホッキの名産地「苫小牧市」の間にある白老町内の地名です。 北海道の噴火湾と呼ばれている海は水産物の宝庫で、その中でも特に有名なのが「タラコ」です。
虎杖浜では、毎年10月から翌年2月頃にかけて水揚げされているスケトウダラの卵巣を塩漬け加工した純国産品のタラコを出荷することで有名です。 一般的に流通しているタラコは、アメリカなど海外で水揚げされた大型のタラのモノが多く、タラを採卵し冷凍したものを日本国内で解凍のうえ塩漬け加工しているのが通常となっています。 国内産のタラコの場合、塩漬け加工の工程前に冷凍し解凍する流れが無いため、タラコ本来の旨味が生かされ、深い味わいが特徴となっているばかりか、特に虎杖浜産の「虎杖浜たらこ」は品質が良くて、地域ブランド化(地域団体商標登録)された水産加工品として流通しています。
虎杖浜の歴史
虎杖浜 たらこ
究極のたらこと呼ばれる虎杖浜産のタラコを作る男達には拘りがあります。 長年にわたり、厳しい資源管理を続けて作り続けた虎杖浜のスケソウダラ漁は、虎杖浜の特徴でもある温泉との関係もあります。 虎杖浜の海に流れ込む、ミネラルたっぷりの温泉成分の中で育ったスケソウダラの卵は、 虎杖浜産 でしか味わえないプチプチっとした食感がとても美味しいです。
たらこ
数百年前からアイヌの人々が愛した土地、白老町の虎杖浜 虎杖浜のある白老町は、アイヌ語「シラウオイ」から変化した呼び名で「虹の多い処」という意味なのです。 雨上がりにしばしば虹が見える白老の海はとても綺麗で、虎杖浜はアヨロ海岸と呼ばれていました。 アヨロの語源は、川の中に矢を収める処と言われ、アイヌの遺跡からは漁具のような矢尻も多数見つかっています。 日本人が住む大昔には、この豊かな海をアイヌの人々は大切にしてきたのです。 現在は先住民族のアイヌの人々達に代わり、漁師の方々が厳しい漁獲制限を徹底しアヨロの海を守っています。
虎杖浜 たらこ
タラコ加工に必要な良質な水
虎杖浜 たらこ
日本国内でもトップクラスの「倶多楽湖」の伏流水 倶多楽湖の水質は、環境省が発表する公共用水域水質測定では毎年湖沼部門の上位に名を連ねています。 2001年度公共用水域水質測定結果では1位となる名水で透明度は摩周湖と並ぶほどとなっています。 倶多楽(クッタラ)の語源はアイヌ語で「虎杖の群生するところ」からといわれているが、 周囲は様々な植物や原生林に囲まれて、神秘的なイメージをさらに強めています。
温泉地としての虎杖浜
虎杖浜 たらこ 仕入 卸
白老臨海温泉とも呼ばれ、1959年に源泉開発が行われました。海岸の国道沿い6kmに30軒ほどの宿泊施設やドライブイン、土産物屋や料理屋などが並びます。北海道内一とも言われる豊富な湧出量を誇る虎杖浜温泉の泉質は以下になります。
塩化物泉
温泉水1kg中の溶存成分が1,000mgを超え、陰イオンの主成分が塩化物イオンのもの。 塩化物泉は汗の蒸発をふせぐ効果があり、湯ざめしにくいというのが特徴です。 また殺菌効果があるので外傷治癒にも利用されるケースもある。 塩分が主成分なので飲むと塩辛く、濃度が高い場合は苦く感じます。
単純温泉
刺激が少なく肌にやさしいのが特徴で、無色透明で無味無臭です。 単純温泉は不必要な成分の少ない湯となっていて、成分の含有量を評価したものであり成分の種類について規定したものではありません。 ひとくくりに単純温泉といっても個々の泉質は多岐にわたるため単純な比較や分類はできません。 また単純温泉は、様々な成分を少量ずつ含んだバランスの良い泉質となっているという特徴もあります。
硫黄泉
温泉1kg中に総硫黄が2mg以上含有しているもの
卵が腐ったような臭いがします。湧出後湯船にて湯の花により白濁する温泉が多いのが特徴となっています。 硫黄泉といっても硫化水素の含有の有無により、全く含まない硫黄泉と、これを含む硫化水素泉に大別されています。 PHの分布は広く、酸度が高いものは硫化水素型に多くなり、アルカリ性を示すものは硫黄型に多いのが特徴です。
源泉温度など
源泉温度30〜58℃ 中性‐アルカリ性
噴火湾の国道沿いに6キロにわたり30件近くの宿泊施設やドライブインが並び、 北海道内で一番と言われる豊富な湧出量があり、豊富に水揚げされる毛ガニやタラコなどの水産物が有名となっています。
お客様に喜ばれる海産物を提供し続けるために
これからも皆様の「満足」を追求し続けます。